ダイエットに有効とされるランニングですが、健康面においても様々な良い効果をもたらすことをご存じでしょうか。
■睡眠の質の向上
夜にランニングをすると、程よく疲れることで睡眠の質が高まるとされています。ランニングすると分泌されるセロトニンという脳内物質により、自律神経が整い精神の安定効果が得られ、入眠のために有効なホルモンであるメラトニン生成を助ける効果があります。個人差がありますが、睡眠の30分~3時間前に走り終えると健康に最も良いとされています。
■腸内環境を整え便通改善が見込める
全身運動であるランニングにより、全身の血流を改善する効果も期待できます。さらに、体内に取り込む酸素量が増えるので、老廃物がスムーズに排泄され新陳代謝が良くなります。
おなか周りの余分な筋肉を燃焼させ、腸の運動を活性化させることで便秘の改善に役立つとも報告されています。
■肩こりや腰痛の改善が見込める
正しい姿勢でランニングをすることで肩こりや腰痛の改善といった思わぬ効果が得られることも考えられます。正しく腕を振ることで肩甲骨を動かし、それにより上半身の筋肉のバランスが整い、肩こりや腰痛の改善につながります。
デスクワークなどで姿勢が悪い方が長時間仕事をしていると背中の一部の筋肉しか使っていない状態となり、筋肉が硬直します。これが原因で肩こりや腰痛につながるのです。ランニングで適度に肩甲骨を動かすことで背中全体の筋肉をほどよく動かすことが大切です。
こうした健康改善の効果が見込めるランニングは、どなたでも簡単に取り組めるので睡眠・腸内環境・肩こりや腰痛に不安がある方は健康対策の一環として生活の一部にランニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。