就寝中に、突然ふくらはぎがつった痛みで目覚めてしまった経験のある人は少なくないでしょう。
筆者も寝不足が続いたり、疲れが溜まっていると慢性的にこの症状に見舞われて激痛で叩き起こされた経験がございます。
所謂「こむらがえり」と呼ばれる症状ですが、あまりの激痛に耐えられず、動けなくなる方も多いといわれています。
こむらがえりは、ふくらはぎの筋肉の異常な収縮が痙攣を引き起こすことで出る症状です。
ふくらはぎの他にも足や太もも、胸など体の至る所で発症し、運動中や就寝中に引き起こしやすいといわれています。また妊娠や加齢などもその原因となることがあるようです。
こむらがえりを防ぐには、筋肉が過剰に収縮することを防ぐ機能を持つ腱紡錘の働きを低下させないことが重要です。
腱紡錘の機能低下の最も大きな原因は、カルシウム、カリウム、マグネシウムのミネラルバランスが乱れることにあります。
特にマグネシウムはカルシウムとカリウムが筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにするのを、うまく調整する機能があるため、不足しないように注意が必要です。
また水分不足もこむらがえりの要因となるため、バランスよく水分とミネラルを補給することを意識すると良いでしょう。