細菌による食中毒

高温多湿の日本では細菌による食中毒が起こりやすく、この時期、8月は6月に次いで突出して細菌性食中毒が多いそうです。
コロナ禍で習慣化した「アルコール消毒」ですが、実は落とし穴があり、それほどの万能消毒薬とはなりません。
まず、濃度が薄すぎても効き目は薄く、アルコール濃度は70%が目安となります。70%アルコールでも、濡れた手や物では薄まってしまって、効果は十分得られません。
また、濃度が適切でも、アルコールが効かないウイルスもあり、その代表例はノロウイルスです。一般的な市販品では効果が無いと考えておいたほうがいいようです。
手指の殺菌は、アルコールで済ませるよりも、まずはせっけんで手洗いを。食中毒の細菌やそのほかの病原菌などは洗い流すのがオススメです。

調理器具の消毒には、「熱湯」がおすすめで、熱湯をかけるだけなら簡単で、薬剤が残留することもありません。
ちなみに台所周りで一番汚染されがちなのが、食器洗いのスポンジで、細菌の栄養分となる食べかすなどの汚れや水分を含んだまま、長時間放置されやすいのが原因のようです。
汚染されたスポンジは交換や、適宜熱湯をかけるなどしてこまめに殺菌するようにしましょう。

安全で安心な食事を楽しみながら、この暑すぎる夏を元気に乗り切りっていきましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする